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環境触媒ハンドブック | AITOP
  • 申込要領

書籍


環境触媒ハンドブック

発刊日 2001年11月20日
ISBN ISBN4-900830-88-7
体裁 B5判 上製 1020頁
価格関連備考 本体59,400円+税
発行 (株)エヌ・ティー・エス
問い合わせ (有)アイトップ
TEL:0465-20-5467 E-mail:ktl@r4.dion.ne.jp
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 監修  岩本 正和  東京工業大学資源化学研究所教授
編集委員
加藤 明  (株)日立製作所日立研究所主任研究員
上甲 勲  栗田工業(株)開発本部吸着・触媒チーム研究主幹
竹中啓恭  経済産業省産業技術環境局技術評価調査課評価企画調査官
堂免一成  東京工業大学資源化学研究所触媒化学部門教授
服部 忠  名古屋大学大学院工学研究科応用化学専攻教授
濱田秀昭  (独)産業技術総合研究所環境調和技術研究部門副研究部門長
持田 勲  九州大学機能物質科学研究所教授 
 
(執筆者全171名) 
趣旨 【本書の特徴】
環境汚染対策への鍵を握る触媒技術を集大成。地球温暖化、酸性雨、排ガス、有害廃棄物、リサイクル、クリーンエネルギーなど、環境浄化を目指した触媒技術を第一線の開発研究者171名により紹介する。実例、具体的データを豊富に掲載。  

発刊にあたって

  地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、有害廃棄物、リサイクル等の環境問題が話題に上らない日はありません。これらの問題は、人類が地球と共生していくために早急に解決されるべき問題であります。環境を考慮しない企業、団体、個人がその存続すら許されない社会へ向かって、人類は今、大きく舵を切っているといっても過言ではないでしょう。このようにますます重要性が高まる環境問題ですが、この解決を担っているのが触媒であり、今後もさらに重要な役割を果たすことが期待されています。
 こうした現状を踏まえ、水圏、気圏における環境浄化技術の現状、研究開発の最新の到達地点を集大成し、刊行を企画いたしました。
 本書では、現在の重要な環境触媒技術を網羅するために、全体を大きく二部構成に分け、前半では「出したもの、出てしまうものをどう処理するか」を中心に、また後半では「出さない方法についてどんなことが研究されているか」について言及いたしております。また将来重要な環境技術に成長するであろうと期待されている燃料電池、光触媒等についても積極的に取り上げました。
 本書は、第一線で研究開発に携わっている方々の座右の書となるのみならず、新しくこの分野の研究開発を始める方々の参考書になりうることを目指しています。このため、各執筆者にはできるだけ実例、具体的データ、一覧表を豊富に取り入れていただくようにお願いいたしました。
 本書が、環境触媒化学の普及と展開に結び付き、国内外の環境整備ひいては地球と人類の共生に向けての一手になれば幸甚であります。 
 
2001年11月  監修者  岩本 正和 
 
 

書籍・DVDの内容


序論

第1節 環境触媒化学とは 
 環境触媒化学の全体像  
第2節 環境触媒化学の基礎  
 化学と触媒 触媒は何をしているか 触媒機能の重要な要素は何か 触媒はどのように使われているか 環境触媒技術はどのように発展してきたか 環境触媒化学の研究法 環境触媒の将来  
第3節 環境技術の評価法  
 持続可能性と現在の環境の状況 持続可能なシステムとはどのようなものか 環境技術を評価する法則 評価の方法論 ライフサイクルアセスメントによる技術評価 ライフサイクルアセスメントにおける統合化手法 グリーンインデックスとグリーンケミストリー まとめ  
第4節 環境問題とプロセスの関連  
 石油精製プロセスと環境 合成化学プロセスと環境 食品工業プロセスと環境 将来のプロセスと環境との関係  
   

第1章  水処理―湿式 
  

第1節 概 説  
 触媒を用いた水処理技術の位置づけ 研究開発・実用化技術の概要  
第2節 COD含有排水の処理  
 有機物の酸化分解処理 エタノールアミン含有排水処理への適用例  
第3節 アンモニア含有排水の処理  
■ 亜硝酸酸化分解法 
 触媒を用いた排水中のアンモニア態窒素除去  
■ 触媒湿式酸化分解法  
 触媒湿式酸化分解法の概要 高濃度有機物および窒素化合物同時処理の実際 
■ 触媒気相酸化分解法(アンモカット法)  
 触媒気相酸化分解法(アンモカット法)のコア技術と特徴 処理システムの構成  気相酸化触媒と特性 処理実例 触媒気相酸化分解法(アンモカット法)の展開  
■ 空気酸化分解法  
 システムの概要  
■ 触媒法による酸素酸化分解除去  
 現行法 本研究の意義 研究の経緯と狙い 実験方法および装置 実験結果および考察 まとめ  
■ ルテニウム触媒を用いる排水中アンモニウムイオンの空気酸化処理  
 各種金属触媒によるアンモニアの湿式酸化反応 ルテニウム触媒の作用 触媒表面上での湿式酸化反応機構 各金属種の効果について ルテニウム触媒存在下での反応条件依存性 応用:アンモニウムイオンの有効処理のための湿式酸化条件の設定  
第4節 硝酸含有排水の処理  
■ 硝酸性および亜硝酸性窒素の湿式還元分解  
 河川水,地下水および水道水の化学組成 金属―希硝酸系の化学と関連成分の分析 活性触媒系 亜硝酸性窒素の還元分解 二元系触媒による硝酸性窒素の分解 実用処理における諸問題  
■ 水中硝酸イオンの固体触媒による水素還元無害化除去  
 実験方法 結果と考察  
■ 硝酸含有排水の還元分解処理法  
 窒素除去技術 硝酸含有排水の還元分解処理法  
第5節 窒素含有有機化合物含有排水の処理  
 過酸化金属触媒を用いた処理法 電解法と過酸化金属触媒酸化分解法を組み合わせた処理法  
第6節 PCB含有排水の処理  
 PCB処理の問題点 効果が認められているPCBの処理方法 水中のPCBの処理の考え方 PCBの水に対する溶解度 排水中にPCBが混入する要因 現状の水中PCBの処理方法 研究中のPCB処理技術 その他の処理方法 
第7節 水中ダイオキシン類分解装置および埋立地侵出水の処理 
 ダイオキシン類について ダイオキシン類の水への溶解性 水中ダイオキシン類の存在 水中ダイオキシン類処理技術 水中ダイオキシン類分解技術 水中ダイオキシン類分解装置 触媒酸化法による水中ダイオキシン類分解 触媒適用に関する注意事項 
第8節 環境ホルモン含有排水の処理 
 活性炭による環境ホルモンの吸着除去 触媒を用いた分解処理 
第9節 脱色 
 色と脱色技術 過酸化金属触媒を用いた脱色技術 
第10節 遊離残留塩素の除去 
 遊離残留塩素の定義と水処理での位置づけ 遊離残留塩素の除去法(従来法) 触媒を用いた遊離残留塩素の分解除去 
第11節 溶存酸素(DO)の除去―用水処理 
 水中溶存酸素の除去法 
第12節 有機塩素化合物の還元処理技術 
 有機塩素化合物の還元処理技術に用いられる還元剤 水素ガスによる接触分解ゼロ価の鉄による還元反応 超音波とゼロ価の鉄を併用した還元処理 ゼロ価の鉄とメタン菌による処理 還元処理によるその他の汚染物質への利用 ゼロ価の鉄による汚染水処理の実施例 
   

第2章 水処理―乾式

第1節 概説  
 研究・開発・実用化技術の概要  
第2節 アンモニア含有排水の処理  
 各種脱窒法の特徴 アンモニアストリッピングの原理と概要 ストリッピングガス中アンモニアの触媒分解法 ストリッピング・触媒酸化分解法  
第3節 揮発性有機塩素化合物の分解―土壌浄化,
地下水  
■ 酸化分解処理技術 
 有機塩素化合物の還元分解処理  
■ 光触媒を用いた分解処理  
 土壌ガスおよび揚水・ばっ気処理ガス 光触媒による有機物の分解機構 有機塩素化合物の光触媒分解に関する研究の流れ 気相中の有機塩素化合物の光触媒分解  
 第4節 臭気成分の分解―し尿処理,下水処理  
■ 脱臭技術としての接触酸化法  
 有機系悪臭物質除去用触媒 チタニアを担体とする触媒の反応特性 オゾン分解触媒  
■ メタルハニカム触媒を用いた脱臭 
 触媒構造体の種類と特徴 メタルハニカム構造体 EHC(electrical heated catalyst:電気加熱型触媒)  


 第3章 脱硫触媒
第1節 概 説  
第2節 軽油の組成  
第3節 脱硫反応の特性  
■ 概説  
■ 脱硫反応のルート  
■ 脱硫反応の速度解析  
■ 脱硫反応における阻害  
■ 脱硫反応における活性低下原因  
 炭素質析出による活性低下 窒素化合物による被毒 硫化水素による被毒 活性相の構造変化による活性低下  超深度脱硫における活性低下要因 貴金属触媒の活性低下 活性が低下した触媒の酸化再生  
第4節 脱硫触媒の構造,活性点  
 概説 脱硫触媒の活性点構造 活性点の効果的合成  
第5節 脱硫触媒の担体効果と新触媒  
■ 概説  
■ 担体アルミナ  
 モリブデンとアルミナの相互作用 プローブ分子を用いた担体表面の解析 モリブデンアルミナ触媒の調製  
■ チタニアーアルミナ担持モリブデン系触媒を用いた水素化脱硫反応  
 触媒担体および触媒調製法 ジベンゾチオフェン類の水素化脱硫反応 XPSによる触媒表面の評価  
■ 炭素担体  
 炭素担体の構造 硫化物触媒担体としての炭素 吸着材としての炭素  
■ 微粒子触媒  
 概説 重質残渣処理プロセスにおけるMoS2微粒子触媒の役割 高活性MoS2微粒子触媒の設計・開発 二元系微粒子触媒  
第6節 脱硫反応における活性点・基質相互作用と反応性  
第7節 脱硫触媒反応プロセスー水素化脱硫プロセス  
 環境対応としての水素化脱硫プロセスの現況 水素化脱硫プロセスの概要 水素化脱硫反応,触媒活性に対するモデル化  
第8節 脱硫反応の将来展望  
 
  

第4章 自動車触媒の改良


第1節 自動車の環境負荷低減技術  
 自動車にかかわる環境の現状 今後のガソリン車とディーゼル車 低公害車と代替エネルギー車の開発 超低燃費車の開発  
第2節 自動車排ガス処理触媒技術  
 自動車用触媒の特徴 自動車用触媒担体 自動車用触媒活性成分 自動車触媒技術の変遷 低温におけるHC処理技術 モデリング手法 ディーゼル・エンジン排ガス処理技術 まとめ  
第3節 自動車排ガス三元触媒システム  
 三元触媒反応 三元触媒反応条件 三元触媒反応システム 三元触媒の構成 主触媒成分 助触媒成分 劣化  
第4節 三元触媒システムの改良研究  
■ 三元触媒の熱劣化機構  
 三元触媒の構成と触媒作用の概要 三元触媒の状態と触媒活性との対応 三元触媒の熱劣化時に伴う貴金属凝集のモデルと粒成長速度式 OSCの熱劣化と貴金属粒成長の関係 触媒改良の意味 劣化予測への試み  
■ HC吸着型三元触媒を用いたコールドスタートHCエミッション低減技術  
 排気規制動向 三元触媒技術の限界と改良課題 HC吸着型三元触媒 2-ステージ式システム まとめ  
■ 超低公害ガソリン自動車の触媒システム  
 カリフォルニアの規制強化の歴史 ゼロレベルエミッションをめざして  
■ 三元触媒の改良研究  
 HC削減技術 NOx削減技術  
第5節 NOx吸蔵還元型触媒  
 NOx低減技術の概要 NOx吸蔵還元型触媒の開発 直噴ガソリンエンジン車用の触媒 今後の研究開発課題  
第6節 ディーゼル車PM酸化触媒―大型ディーゼル車における酸化触媒を用いたPMの低減  
 酸化触媒 酸化触媒を用いた連続再生式DPF  
第7節 インテリジェント触媒―自動車触媒の新機能創成  
 Pd担持ペロブスカイト触媒の三元触媒活性 Pd担持ペロブスカイト触媒の過度追随性 ペロブスカイト触媒の貴金属劣化抑制 新しい触媒設計の提案 まとめ  
   

第5章 新しい自動車触媒の開発(大学) 


第1節 一酸化窒素の触媒除去-
ゼオライト系を中心にして  
 還元剤を用いないNOの除去-吸着濃縮法 還元剤を用いないNOの除去-接触分解 炭化水素系還元剤を用いるNOの除去  
第2節 炭化水素および炭素を還元剤とするアルミナ系NOx選択還元触媒  
 アルミナ触媒のNOx還元活性 金属添加アルミナ触媒のNO還元活性 コバルト添加アルミナ触媒のNO還元活性 金属添加アルミナ触媒のNO選択還元活性に対するの影響 炭素を還元剤とするNOx選択還元  
第3節 ゼオライトを利用した機能複合化による触媒設計  
 HC-SCRの反応機構 ゼオライトの細孔を利用した機能複合化:intrapore catalysis  
 ゼオライト系触媒でのNO酸化機能+還元機能複合化効果 複合化による触媒活性の水熱安定化  
第4節 Fe-MFIを用いた選択的還元反応  
 亜酸化窒素()の発生源と除去技術 除去反応 Fe交換サイトの役割  
第5節 酸化物マトリックスを利用したNO選択還元触媒の設計  
 高性能酸化物触媒における活性サイト構造とマトリックス効果 遷移金属―アルミネート触媒上でのNO選択還元反応機構 ディーゼルエンジン用脱硝触媒開発の可能性 
第6節 複合金属酸化物のNOx除去触媒特性―ペロブスカイト型酸化物を中心として  
 ペロブスカイト型酸化物について NOの直接分解反応 炭化水素によるNOの選択還元反応ディーゼルパティキュレートとNOxの同時除去反応 混合導電性ペロブスカイトを用いたNOx除去メンブレンリアクター  
第7節 金属リン酸塩触媒による炭化水素を用いたNOxの選択還元反応  
 マイクロポーラスリン酸塩によるNOx選択還元 リン酸コバルトによるNOx選択還元  
第8節 二元機能のコンセプトに基づく窒素酸化物還元触媒の設計  
 炭化水素によるNO接触還元(HC-SCR)の課題  
 二元機能触媒設計の立場から見たHC-SCRの反応機構 Ceゼオライトと遷移金属酸化物の組合せ NO--反応系(Pd-ゼオライト) 
第9節 メタロシリケート触媒の脱硝反応特性  
 実験方法の概要 結果と考察  
第10節 NOx吸収剤  
 NOx吸収反応の挙動 焼成温度の効果 構成成分の役割 連続的な吸収放出特性  
   

  

第6章 新しい自動車触媒の開発(国立研究所,産業界)

第1節 新しいNOx除去触媒技術  
■ 金属酸化物系NOx除去触媒  
 NO直接分解 炭化水素による選択還元  
■ 炭化水素による選択還元:白金族系触媒の性能と二層複合化による性能向上  
 白金族系触媒の性能 二層化による触媒複合化 二層型触媒の性能向上  
■ 銀/アルミナ系触媒によるNOx除去  
 炭化水素によるNOxの選択還元 Ag/ 触媒を用いた含酸素化合物によるNOxの選択還元 今後の展開  
■ 担持金触媒による
窒素酸化物の除去反応について  
 金触媒上での一酸化炭素による一酸化窒素の還元反応 金触媒上での水素による一酸化窒素の還元反応 金触媒上での炭化水素による一酸化窒素の還元反応 まとめ  
第2節 リーンバーンガソリン車用NOx除去触媒  
■ 選択還元型リーンNOx触媒  
 ガソリンエンジン用リーンNOx触媒の開発  
■ リーンバーンガソリン車用Ir系NOx浄化触媒  
 開発の背景 開発の経緯  
第3節 ディーゼル車用NOx除去触媒技術  
■ ディーゼルパティキュレート除去触媒  
 はじめに―DPF法への期待と必要とされる触媒技術 PM酸化促進用触媒の研究開発動向 PM酸化促進用触媒の改良 PM酸化促進用触媒の今後の課題  
■ ディーゼルパティキュレートフィルター  
 PMの概要 DPFシステムの分類 自動再生式DPF 手動再生式DPF DPFシステムの今後  
第4節 低公害自動車と触媒技術  
 触媒により低公害化された代替燃料自動車 低公害自動車特有の触媒技術  
 



第7章 固定発生源の排ガス浄化

第1節 概説  
 窒素酸化物処理 低濃度NOx処理 N2O処理 硫黄酸化物処理 ダイオキシン処理  
第2節 アンモニア脱硝-火力発電所排ガス脱硝処理  
■ アンモニア選択接触還元法  
 開発の歴史 選択接触還元法(SCR) 脱硝装置と触媒 アンモニア脱硝の反応機構 触媒活性とSO2酸化  
■ 環境触媒(アンモニア脱硝)  
 選択的接触還元法の特徴 脱硝触媒の劣化原因と耐久性 脱硝触媒の性能改良と開発  
■ バブコック日立―排煙脱硝技術  
 開発の経緯 火力発電所用脱硝プロセス 運転経験 今後の開発展開  
第3節 非アンモニア脱硝  
■ 銀―アルミナ触媒によるガスエンジン排ガス脱硝  
 ガスエンジン排ガスの特徴 銀―アルミナ触媒の反応特性 アルコール脱硝 炭化水素脱硝 炭化水素脱硝の改良技術  
■ ガスエンジン,ディーゼルエンジン排ガス浄化  
 ガスエンジン排ガス中の窒素酸化物除去 ディーゼルエンジン排ガス中の窒素酸化物除去  
■ 希薄燃焼ガスエンジン用ゼオライト系NOx選択還元触媒  
 触媒に要求される特性 Cu-ゼオライト系触媒の問題点とCo-ゼオライト系触媒 Co-BEA触媒とその特徴 Co-BEAの実用性能  
   
第4節 排煙脱硫関 
■ 湿式排煙脱硫装置  
 排煙脱硫技術の現状 石灰石膏法排煙脱硫プロセスの現状 今後の動向  
■ 日立排煙脱硫装置 
 湿式脱硫装置の改良 改善内容 実績 今後の技術動向  
■ CT-121湿式排煙脱硫  
 CT-101湿式排煙脱硫装置 CT-121湿式排煙脱硫装置 今後のCT-121の展開  
■ 活性炭脱硫・脱硝 
 活性炭の物理化学特性と吸着機能,触媒機能 活性炭の脱硫機能 活性炭の脱硝機能 活性コークス(AC)法排煙処理プロセス  
■ 活性炭素繊維脱硫脱硝  
 活性炭素繊維の特徴 ピッチ系ACFの製造技術 ピッチ系ACFの基本特性 ACF脱硫・脱硝の基本反応 ACF脱硫・脱硝反応の基礎特性熱処理ACFの特性 ACFを用いる脱硫・脱硝システム  
第5節 排ガス中ダイオキシン類の排出抑制  
 ダイオキシン類の構造と毒性換算 ダイオキシン類の生成機構 生成抑制 まとめ  
第6節 計算化学によるダイオキシン分解  
 ダイオキシン類似物質の酸化分解特性 ダイオキシンの指標物質の予測 ダイオキシンの酸化分解機構 今後の計算化学の発展  
第7節 触媒によるダイオキシン類分解技術―ごみ焼却炉排ガス処理  
 ダイオキシン類の生成機構 触媒酸化分解法の原理 ダイオキシン類分解システム ダイオキシン類分解触媒 触媒の性能 触媒の耐久性  
 
  




第8章  有機化合物処理  

第1節 概 説  
 VOC処理 CFC分解処理 PFC分解処理  
第2節 VOC処理  
■ VOC処理触媒と処理装置  
 VOC処理技術 触媒燃焼法の特徴と燃焼触媒 触媒燃焼式VOC処理装置 蓄熱触媒燃焼式VOC処理装置  
■ 貴金属触媒を用いたVOC処理  
 代表的なVOC 貴金属触媒の特徴 貴金属触媒の利点 VOCの接触酸化除去技術の特徴 触媒の劣化対策 触媒燃焼システムの最適化触媒の適応分野 
第3節 オゾン触媒法による下水処理施設の脱臭  
 臭気の特性 オゾン触媒法による脱臭の原理 脱臭装置の構成 脱臭装置の性能 他脱臭技術の比較  
第4節 生活関連用触媒  
 これまでの触媒応用生活関連機器の概要 環境保全用触媒(触媒燃焼と遠赤外線放射) 最近話題の触媒応用機器 将来話題となる触媒応用機器 電子:電気工業界での触媒技術の現状と将来展望  
第5節 フロンの触媒分解  
■ フロンの触媒分解―1  
 フロンの分解技術 触媒分解法 金属リン酸塩触媒の開発 触媒の寿命 触媒に対する助触媒 パーフルオロカーボンの分解 大型反応器による分解反応  
■ フロンの触媒分解―2  
 フロン対策 触媒による分解 可搬型フロン分解装置  
第6節 PFCの触媒分解  
 PFC大気排出抑制策 触媒による分解 PFC分解装置  
第7節 PCBの触媒分解  
■ PCBの分解処理技 
 PCBの物性 製品PCBの組成 カリウム・ターシャリー・ブトオキシド(t-BuOK)によるPCB分解技術 実証試験 
■ パラジウム/カーボン触媒によるPCBの分解 
第8節 蓄熱式触媒燃焼によるVOC処理  
 触媒燃焼プロセス 蓄熱式燃焼法の熱回収原理 触媒燃焼法と蓄熱式燃焼法の組合せ 各方式における燃焼消費量の試算例  
 
  
  
第9章 温室効果ガスの化学的利用

第1節 エネルギーキャリヤーとしての二酸化炭素の化学的利用  
 およびその排出 の化学的利用 グローバルリサイクルシステム エネルギーキャリヤーとしてのの化学的利用に関する評価  
第2節 共存下でのエチルベンゼンの脱水素反応 
 共存下でのエチルベンゼン脱水素反応プロセスと現行プロセスとの比較 新脱水素反応プロセスに用いる触媒の研究開発状況  
第3節 メタンのリフォーミング  
 触媒 反応機構 カーボン析出  
第4節 メタン部分酸化による合成ガスの製造  
 合成ガス製造法  
第5節 メタンカップリング用酸化剤としての二酸化炭素の利用  
 熱力学的検討 金属酸化物単独の触媒性能 複合酸化物触媒の性能  
第6節 触媒燃焼を組み合わせたメタンの高速改質と生成ガスの逐次転化  
 概説 メタンの改質研究の動向 超高速改質反応 他の反応への応用  
第7節 メンブレン反応器によるメタンの変換-部分酸化法  
 メタンの部分酸化反応による合成ガスの製造 メタンの酸化二量化反応  
第8節 メンブレン反応器によるメタンの部分酸化  
 メンブレンリアクターとは何か いくつかの具体例 実際の応用  
第9節 メタンの部分酸化によるホルムアルデヒドの直接合成  
 メタン部分酸化の問題点 シリカ担持酸化モリブデン触媒 酸化モリブデン触媒上の活性点 酸化モリブデンの格子酸素 モリブドケイ酸(SMA)の生成と触媒作用 シリカ担持SMA触媒によるメタンの部分酸化反応 /混合比,および水蒸気分圧の影響 SMA/ 触媒上のプロトンの役割 27wt%SMA/触媒の寿命試験 SMA/触媒の今後の課題  
第10節 メタンの直接GTL法と水素供給インフラ技術  
 次世代の天然ガス化学技術 従来法改質技術 メタンの直接改質反応(新GTL法) 燃料電池用の新しい水素エネルギー貯蔵供給システム-液体有機ハイドライドの秘める可能性  
第11節 メタンの触媒燃焼  
 触媒燃焼の原理と特徴 触媒材料 燃焼機器への応用  
第12節 メタンとからのエチレンとCOの製造-吸熱反応と発熱反応との組合せ  
 実例反応開発の背景 熱力学的考察 との反応 ととの反応 反応解析 PbO/MgO系触媒 アルカリ土類金属酸化物添加CaO系触媒 
第13節 メタンの選択酸化によるメタノールの合成 
 NOx添加による反応促進効果と生成物選択率分布 生成物選択率に及ぼす反応条件の影響 NOx添加メタン選択酸化反応における反応機構  
 

  
  
第10章 燃料電池  

第1節 概 説  
 燃料電池とは 燃料電池の原理 燃料電池の特徴 燃料電池の開発動向と市場展開  
第2節 リン酸形燃料電池  
■ リン酸形燃料電池および電極触媒  
 電極触媒の種類とその安定性 電極触媒の構造 経済性  
■ リン酸形燃料電池用改質システム  
 燃料電池用改質システムにおける既存触媒技術の問題点 燃料電池用改質システムにおける触媒技術開発 燃 料電池用触媒による改質器の小型化 燃料電池用改質システムの長期耐久性能  
第3節 溶融炭酸塩形燃料電池  
 溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)の特徴 MCFC本体の構成材料 開発の現状と今後の課題  
第4節 固体酸化物形燃料電池  
 原理 固体電解質 電極反応 空気極 燃料極  
第5節 固体高分子形燃料電池  
■ 概 説  
 原理と特徴 開発経緯と開発動向 実用化のための技術課題  
■ 電極触媒  
 PEFCの電極材料 白金使用量低減 耐COアノード電極触媒 カソード電極触媒 DMFC用電極触媒  
■ 燃料改質 
第6節 燃料電池自動車の技術と開発の現状  
 燃料電池車FCVのパワートレンと構成要素 燃料電池車(FCV)の開発動向 まとめ  
第7節 燃料電池システムにかかわる貴金属触媒の動向  
 電極触媒 COの選択酸化触媒 改質部における燃焼触媒 その他  
 

  
第11章 光触媒

第1節 光触媒反応の基礎  
 光触媒とは 光触媒反応はどのように起こるのか どのような因子が光触媒活性を支配するのか 光触媒活性を評価するときはここに着目しよう どのような元素が光触媒を構成しているのか 今後重要な課題-可視光応答性光触媒材料の開発  
第2節 高活性酸化チタンの設計と調整  
  と光触媒活性  の調製法 高結晶化度・大表面積 の調製 高結晶化度・大表面積 の光触媒性能の評価 HyCOM  の物性-活性相関 光触媒反応における物性-活性相関の解析 市販高活性 の検証  
第3節 遷移金属酸化物を含有するゼオライト系光触媒の構築とその光触媒反応特性  
 ゼオライト系光触媒の調製と局所構造 ゼオライト系触媒による光触媒反応 今後への展望  
第4節 酸化チタン/吸着剤ハイブリッド光触媒を用いた気相および液相光触媒反応 
 気相中に存在する有機汚染物質の光分解・無害化 液相中における有機汚染物質の光分解・無害化  
第5節 水質有機汚染物質の光酸化処理 
 界面活性剤の化学構造における光分解の特徴 窒素含有界面活性剤の光分解 内分泌かく乱物質および農薬の光分解 高分子の光分解処理  
第6節 光触媒による大気中のNOxの除去  
■ 概説  
 環境浄化・修復の技術 NOx除去の機構 大気浄化材料の開発 フィールド評価試験 今後の課題と展望  
■ 酸化チタン光触媒を用いた環境浄化の推進 
 アナターゼ型微粒子酸化チタン(「DNシリーズ」基本銘柄)の物性 「DNシリーズ」の基本的な光触媒性能評価 今後の取組み 分解型光触媒を用いた,NOx浄化遮音壁を納入  
第7節 水の光分解  
 二酸化チタン光化学セルと光触媒 水を全分解する固体光触媒 水の全分解反応への光触媒の修飾 水の可視光全分解への試み バンド構造の操作による可視光応答化 今後の研究  
第8節 半導体表面の酸化分解機能と光励起親水化機能との比較と応用  
 原理面での比較 各種半導体間の比較 酸化チタンの種類,面方位における比較 添加物の効果比較 機能と応用面での比較 応用状況の比較  
第9節 漏光型ガラスファイバーを用いた光触媒フィルター  
 漏光型ガラスファイバー 漏光型ガラスファイバーを用いた光触媒フィルター 循環系評価 ワンパス系評価 フィルター比較 コンセプトとガラス特性  
 
  

  

第12章 今後のリサイクルプロセス 

第1節 プラスチックの分解触媒と分解油精製触媒  
 触媒プロセスの可能性 プラスチックの分解触媒 粗分解油の脱塩素精製 塩素収着材の探索 酸化鉄系収着型脱塩素触媒による深度脱塩素精製 まとめ  
第2節 自動車触媒として用いられる白金族金属のリサイクル  
 白金族金属の相場 白金族金属の需要 自動車に用いられている白金属金属の量 自動車触媒の貴金属のリサイクル コレクターによる使用済み触媒の回収 白金族金属の回収 リサイクルされる白金族金属 今後の課題  
第3節 硫化水素の分解による水素の回収  
 硫化水素分解の熱力学的平衡 種々の硫化水素分解技術 生成硫黄の分離による硫化水素の接触分解技術 触媒と水素分離膜を用いる硫化水素の分解技術  
第4節 吸熱触媒反応によるエネルギーの再利用  
 有機化合物の脱水素触媒反応 低品位熱のエネルギー変換システム 
第5節 吸着による熱エネルギーの再利用 
 吸着ヒートポンプの作動原理と特徴 吸着ヒートポンプの作動範囲 吸着ヒートポンプの開発